内容
現役東大生が実践的な読書術を教えてくれる一冊です。
本の読み方を「読解力」「論理的思考力」「要約力」「客観的思考力」「応用力」の5つの点にまとめて紹介します。
読み方以外にも、おすすめ本の紹介もあり、その本の感想だけなく、その本を例に本文が書かれている箇所があるのも見どころの一つです。
気になったポイント
- 受動的に本を読むのではなく、本と対話・議論しながら、能動的に本を読む
- 本や文章が読めない問題の原因の9割は準備不足
- ほとんどの本は装丁に多くの情報をつめこんでいる。とくにタイトルからは多くの情報が得られるはず
- なぜ自分がその本を読むのかという目標をたてる
- 記者になったつもりめ質問を考えてみる
- 質問:質を問いただすこと。相手に対して不思議に思ったことを聞く
- 疑問:疑わしいこと、本当稼働わからない、なんだか疑わしい
- 理解できたかどうかは要約できるかどうか
- 本は基本的に1人の著書によって執筆されています。あくまで1人の意見ということ
- 人の数だけ正しさがあり、人の数だけ意見がある
- 同時に複数の本を読み、本の内容を検証する
- アウトプットして自らの意見を外に出してみることで、インプットしたら内容を活用できる
- 読み終わったら最初にたてた目的や仮説とてらしあわせる。要約する。自分なりの結論アウトプットする
- 今売れているベストセラーを選ぶ。でも良書とはかぎらないが、主流な意見を知ることができる
- ベストセラーは肯定的な評価ばかりではなく、批判的な評価もあり。ただし議論を呼ぶ本ではあるため、読む価値がある。
ぷちっと感想
「文喫」にいったときに選んだ本の一冊です(「文喫」の詳細は後述)。
本を深く読む方法について考えさせられた一冊でした。
読むうえで日ごろ意識している点も、さらに深堀されていて、今後実践していこう思います。
また、後半は良書の選び方について、私が何気に実践していることをきれいにまとめられていたので、別途紹介したいと思います。
本を選ぶ時間を楽しめる六本木の本屋「文喫」に行ってきた。入場料がかかる本屋はあり?
書籍情報
タイトル 「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書
著者 西岡 壱誠
出版社 東洋経済新報社
発行日 2018.6.1
おすすめ本
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