この本について
基本情報
タイトル 日本進化論
著者 落合 陽一
出版社 SB新書
発行日 2019.1.8
ページ数 239ページ
内容
人口減少、超高齢社会、社会保障の破綻と日本が抱える社会問題。
これらの社会問題を解決し、日本を立て直していくにはどうしたらいいのか。
次世代のリーダーたちと問題の本質に迫ります。
小泉進次郎さんとの対談付き
キーワード
本を選ぶ上でのキーワード
- 社会問題
- テクノロジー
- 日本
本を読むうえでのキーワード
- ポリテック
- 未来
- 政治
- 技術
気になったポイント
- ポリテック 政治を表す「Politics」と技術の「Technology」を掛け合わせた造語
- テクノロジーのあとに政治を考えるのでは手遅れ
- 世代間の投入費用のリバランスが必要。シニア層と過去へのリソース投下があまりにも多く、未来に投資できていない
- テクノロジーによるダイバーシティの実現
- お金を得るために働くのではなく、自己実現のために働く
- 高齢者の自立を奪う過度なお世話ではなく、自立支援、社会参加を支援する
- 子育ての責任を親だけに押し付けず、社会全体で支援を行う
- 日本の教育改革の重要な指針は「標準化」から「多様化」にシフトすることが重要
- テクノロジーでも代替できる仕事を人間に薄給でまかせるのではなく、人間は人間にしかできない仕事に集中する
- スポーツのもたらす効果「ストレスの解消」「コミュニティの形成」「予防医学的効果」
- 一人ひとりが限界費用ゼロ的世界になったことによって新たに解決可能になった課題を見つけ、各々のゴールへと猛進するライフスタイルを送る
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ぷちっと感想
平成が終わる今、日本の社会問題について各専門家と議論した内容を収録し、この先どう問題を解決していくかを紹介しています。
どの問題も今の日本で大きく取り上げられていながらも、これまでの固定観念や政治的な側面からなかなか解決できていない問題です。
本書では、これらの問題にたいしてテクノロジーを使って、どのようにアプローチしていくか、またそのアプローチにそくして、どのように私たちが考え行動していくかが掲載されています。
なかなか一人では解決できない問題ではありますが、みんなで協力して取り組んでいかなければならない課題なかりですので、こういった社会問題の本はぜひ読んでもらって、内容をみんなで共有していきたいです。