この本について
基本情報
タイトル 人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている
著者 ふろむだ
出版社 ダイヤモンド社
発行日 2018.8.8
ページ数 365ページ
内容
なぜあの人はあんなに成功を収めているのか?どうしてあの人が評価され、出世しているのか?
みなさんがよく思っているこんな疑問をハロー効果という視点から解説します。
自分の生活を惑わす思考の錯覚について紹介します。
キーワード
本を選ぶ上でのキーワード
- 勘違い
- 錯覚資産
- 実力
読むうえでのキーワード
- ハロー効果
- 運
- 無意識
気になったポイント
- 知能が高く、有能な人であっても、自分の無意識が、自分の知らないところで、勝手に脳内の評価値を書きかえるのを防ぐことができない
- 人々が自分に対して持っている、自分の都合のいい思考の錯覚は一種の資産として機能する(錯覚資産)
- 錯覚しさんを持たない人間には、発言の機会さえも与えられないのが世の中
- 客観的事実よりも自分の直感を信じる。人間とはそういう生き物
- 自分の人生の選択をするときは、徹底的に思考の錯覚の汚染を除去して、研ぎ澄まされた直感と論理的思考で、本当に正しい判断をしなければならない
- なんだかんだで優秀だった奴はだいたい成功していると我々が思っているのは成功したという結果になると、「その人間は昔から優秀だった」と記憶を書きかえる
- コントロール欲求は食欲や性欲や睡眠欲と同じくらい、基本的な欲求
- 人間は判断が困難な時、自分で思考を放棄して無意識のうちに、デフォルト値を選んでしまうことが多い
- サイコロを振る回数を増やさないことには、成功確率はなかなか上がらない
- 脳の過剰性「過剰に一貫性を求める」「過剰に原因を求める」「過剰に結論を急ぐ」
- 思考の錯覚を敵に回すか、味方につけられるかで、人生は劇的に違ってくる
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ぷちっと感想
思考の錯覚という考え方をこの本を通してはじめて知りました。
なるほどと思うところが非常に多い一方で、本当の実力をつけていくためにはどのようにしていけばいいかを考えさせられた1冊でした。
本書にもありましたが、困難なことにぶつかったとき、直感に頼りすぎず、しっかりと考えることを大切にしていきたいです。