『お金2.0 新しい経済のルールと生き方(佐藤航陽著)』 経済のあり方がかわるなかで、お金を学ぶ  [おすすめ本のぷちっと紹介]

この本について

基本情報

タイトル  お金2.0 新しい経済のルールと生き方
著者    佐藤 航陽
出版社   幻冬舎
発行日  2017.11.30
ページ数 263ページ

内容

お金をツールとして理解し、変わりつつある新しい経済をうまく乗りこなすための一冊。

「お金の正体」からスタートし、AIやブロックチェーンといった技術がお金の在り方を変える話、さらに価値主義といった話に展開していきます。

キーワード

本を選ぶ上でのキーワード

  • 金融
  • お金
  • フィンテック

本を読むうえでのキーワード

  • 価値
  • 情報
  • 仕組み
  • ルール

気になったポイント

  • 実務の中で再現できないということは本当に理解したとは言えない
  • 誰か特定の人が必死に動き回っていないと崩壊するような仕組みは長続きしない
  • 経済システムの要素「インセンティブ」「「リアルタイム」「不確実性」「ヒエラルキー」「コミュニケーション」
  • サービスが成長することでユーザも得をし、ユーザが得をすることで「利害の重ね合わせ」を丁寧にやっていき、共生関係を作り出していく
  • 自然の構造に近いルールほど、社会に普及しやすくかけ離れた仕組みほど悲劇を生みやすい
  • ある仮説が思い浮かんだらビジネス等の現実世界にあてはめて「実験」してみることが大事
  • 今起きているのは仕組みの分散化
  • お金そのものには価値がなくなっていき、どのように経済圏をまわしていくかというノウハウが重要な時代になってくる
  • 経済活動には「公益性」が求められるようになり、政治的な活動にはビジネスとしての「持続可能性」が求められるようになると経済と政治の境界線がどんどんあいまいになっていく
  • 複数の経済に生きる安心感
  • この世界で活躍するためには、他人に伝えられるほどの熱量を持って取り組めることを探すことが最も近道
  • 人間の心はほおっておくとすぐサビる
  • 本当に価値を提供できる人は会社に続して働く必然性が消えていく
  • 重要なのは自分自身とむきあった上で、自分の情熱を発見し、自らの価値を大事に育てていくこと
  • お金は単なる道具である
  • 空想は知識よりも重要である。知識には限界がある。想像力は世界を包み込む。大切なのは疑問を持ち続けることだ。神聖な好奇心を失ってはならない

この本もおすすめ

  • ただのサラリーマンから財布を18個まで増やしたお金のルールチェンジ
  • お金のPDCA(記事準備中)

ぷちっと感想

ちょうどこの本を読んだのは仮想通貨が社会的に流行していた時期で、この先の金融業界はどのようになっていくのだろうと考えていた時期でした。

そんな中で、この先のお金の変遷や経済の仕組みを学ぶことができました。

これからの価値主義の社会について記した1冊です。

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