この本について
基本情報
タイトル サスティナブル・カンパニー
著者 水尾 順一
出版社 宣伝会議
発行日 2016.8.1
ページ数 320ページ
内容
この先ずっと栄える会社はどういった会社かをテーマに、これからの会社のあり方を紹介します。
近江商人の三方よしの考えを基本として、消費者、従業員を大切にし、どのように社会に貢献していけばいいかの考え方がこの本に集約されています。
具体的にいろいろな会社を例に取り、各テーマを紹介しているので、読みやすい一冊となっています。
キーワード
本を選ぶ上でのキーワード
- 経営
- いい会社
- ビジネス
読むうえでのキーワード
- 三方よし
- 経営理念
- 持続可能
気になったポイント
- サスティナブルカンパニー5つの条件「経営理念はサスティナブルカンパニーへの道しるべ」「従業員がイキイキとし、満足度が高い 」「顧客の喜びを目指し、魅力ある商品とホスピタリティに満ち溢れている」「地元に密着、地域会社の満足を目指す」「安全・安心をベースにCSR経営を重視する」
- 常に世の中の変化や状況に合わせて、変えるべきは変え、守るべきは守る
- 従業員満足なくして顧客満足なし
- 経営理念 『企業の活動に関し、企業や経営者が社内外のステークホルダーに対して宣言し明文化することで、企業と従業員が抱くことのできる共通の価値観であり、企業が持続可能な発展を目指して経営活動を遂行していく上での指導的な原理、指針」
- 経営理念以外はすべて変えて良い
- 三猿文化 「トップが現場を見ない」、「部下や現場の意見を聞かない」、「誰もおかしい変だぞと言わない」。見ざる、言わざる、聞かざるからきている。
- リーダーは常に現場を見て、部下と対話を心がけ、部下の言葉に耳を傾ける
- 企業経営の根底にあるものは世のため、人のため、相手の期待に応える
- 君主のために臣や民があるのではない。臣や民のために君主がいる
- 任せて育てる。ただし、責任は自分でとる
- バリアフリーの考え方、マイナスをゼロにする、ユニバーサルデザインの考え方、ゼロをプラスにする
- 道徳なき経済は犯罪である。経済なき道徳は寝言である
- コンプライアンスは世のため、人のため、社会の期待に応えることという精神を大切にすること
- 利益は人間にとっての健康みたいなもの。とても大事だが、健康が人生の目的ではなく、人生の目的を達成するために必要なもの、手段である。利益は会社にとっての健康みたいなもので、大切ではあるがそれが最終目的ではない。個々の企業にはそれぞれの目的ぐあり、それを達成するためのものだ
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持続可能な資本主義
『持続可能な資本主義(新井和宏著)』 いい会社に投資し、社会を良くする! [おすすめ本のぷちっと紹介]
投資家が「お金」よりも大切にしていること
ぷちっと感想
これからの会社経営、会社のあり方が集約された一冊でした。
世の中綺麗事ばかりではないと言いますが、綺麗事ですむ社会、正直者が得する社会を皆で作っていきたいと強く感じました。
ぷちっと紹介では、紹介したい内容をすべて書ききれないので、早いうちにゆるっと紹介にまとめていく予定です。