この本について
基本情報
タイトル 結果を出し続けるために
著者 羽生 善治
出版社 日本実業出版社
発行日 2010.11.26
ページ数 216ページ
内容
今なお将棋の世界の最前線で戦う羽生善治さんが結果を出し続けるために考えていることを書いた一冊です。
書かれた当時も名人として勢いのあった時期です(今も十分勢いがあります)。
将棋の世界にとどまらず、仕事や日々の生活でも使える考え方を将棋を通して紹介します。
キーワード
本を選ぶ上でのキーワード
- 将棋
- 勝負
- 結果
本を読むうえでのキーワード
- 大局
- ミス
- リスク
- 勝つ
- 成功
気になったポイント
- 勝負で大切なこと、「恐れないこと」「客観的な視点を持つこと」「相手の立場を考えること」
- うまくいかないときは他力思考 相手に手を渡してみる
- つぎの一手の決断プロセス、「直感」「読み」「大局観」
- 最後(判断がつかないとき)は玲瓏な状態で主観に頼る(自分のスタイルや好き嫌い)
- 選択するときはうまくいかなくても納得できるかという選択をする
- 結果が表にでないのは力を蓄えている状態=自分の弱みが浮き彫りになっている状態
- 気分や体調は浮き沈みがあるのが前提だとかんがえる
- ミスをしない勝負はほとんどない
- ミスをどう割り切りか、受け止めるかというメンタル面
- ミスをしても大きなダメージにならないようリカバリー、フォローのやりかた
- すべてに完璧を求めないこと
- 反省はしても後悔しない
- 不利になってもギャンブルはしない
- 苦手なものはずっとついてくる
- 覚悟をもってリスクをとる、適切なリスクをとる
- 人は普通に続けられることしか続かない
- 情報や知識は自分で料理してこそ価値あるものになる 情報メタボにならない
- 成功とは自分のやりたいことと周囲の期待が一致すること
この本もおすすめ
- 勝利は10%から積み上げる
- 迷いながら、強くなる
ぷちっと感想
管理人は、将棋や囲碁もするので、将棋の話もすんなり入ってきました。
そのうえで将棋や囲碁での考え方は日ごろの生活や仕事に活かせる部分が多いと感じています。
本書でもありましたが、「適切なリスクをとる」とありますが、日々の活動において適切なリスクを取り、そのリスクに対して適切な準備をするからこそ、大きな成長・結果が得られます。
やけになってギャンブルになってはいけませんが、適切なリスクをとる選択はいろいろな場面でしていかなければならないと勉強させてくれた一冊でした。